ある犯罪者の逃亡について思うこと

近頃大阪で話題になっている犯罪者の脱獄逃亡。大阪に住んでいるため、お客様との会話でたまに話題にのぼるのである。どうやらこの逃亡者は性犯罪を犯したらしい。

女性のお客様いわく、「そんなやつを野放しにしないでほしい」。私は「性犯罪者はすぐさま去勢すべきですね」と話した。犯罪者がペナルティを与えられるのは当然のことだ。間違いを犯したなら罪と罰を背負って生きねばならない。時には命で償わなければならない。皆が思うことであろう。

ただ、である。性犯罪者は去勢すべし、という意見は多々ある。もっともな意見に思えるが、身体の欠損を行う罰は正しいのであろうか?性犯罪とは人間の欲求に深く根差した犯罪とも解釈できるので、誰でも罪を犯す可能性があるのではないだろうか?アダルトビデオのジャンルに強姦があるように、一定数の人々は願望として抱いているのかもしれない。

それならば、そういった犯罪に対し「去勢」という解決を求める者は関係者以外であれば自身の中に無配慮な性への渇望があることを自覚しているからではないのだろうか?

人は自分の中にあるやましさに気づいたとき無理に否定するものなのだ。もちろん社会秩序のためには再犯の可能性の高い者は、社会復帰を慎重に考えるべきだし、場合によっては無期懲役も必要である。

ただ、性犯罪を犯したからすぐ去勢である、は短絡すぎないだろうか?人間の本能に根差した犯罪であるのだから、より慎重にそして、再犯をせぬよう脳の働きにも呼びかけていく対策が必要なのではないだろうか?