私のロック原体験~新藤晴一に恋した12歳~

私は邦楽ロックが好きです。特に思春期を過ごしたゼロ年代の文学ロックと呼ばれるジャンルが好きなのですが、ロックにハマったきっかけはポルノグラフィティに出会ったことです。当時私は小学校6年生くらいでした。

彼らの存在は「アポロ」でブレイクした頃から知っていましたが、まだ幼く魅力に気づいていませんでした。私の価値観に大きな影響を与えた曲、それは「アゲハ蝶」です。それまでは、ストレートな応援ソングや世間で泣けると評される歌が好きでした。

しかし、この歌で比喩表現の素晴らしさを知りました。主人公の叶わぬ恋を、アゲハ蝶に例えたのです。最大公約数を狙った感動ではなく、あくまで個人的な感情をどこまで美しい言葉で表現できるか、そういう世界があることをこの歌は教えてくれました。

そして、12歳の私は作詞者である新藤晴一に恋をしたのです。ファンになったというより、恋をしたという方が正しい状態でした。好き過ぎて、会ったら辛いだけだからとライブはいかずじまいでしたし、音楽番組で彼を見るのも胸が苦しくなるほどでした。

後に、いろんなロックバンドを好きになりますが一人のメンバーにあそこまで入れ込んだのは、あれが最初で最後です。今思えば恥ずかしくも懐かしい思い出です。

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